【京都府】くつわ池自然公園&キャンプ場/2025年 初の雪上バックパック徒歩キャンプ

冬の京都・宇治田原町にある「くつわ池自然公園&キャンプ場」へ、バックパックを背負って徒歩でソロキャンプに行ってきました。雪が残る中でのテント設営、寒さの中での鍋とちろりで熱燗。冬ならではの、楽しさと厳しさが満載のキャンプとなりました。

寒波の後

【京都府】くつわ池自然公園&キャンプ場/2025年 初の雪上バックパック徒歩キャンプ
氷が張った くつわ池

正午頃にチェックインしたのですが、くつわ池には氷が張っていました。

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くつわ池デッキ周辺

また、池の周りには、数日前の寒波で降った残雪。今年は、久しぶりに寒い冬になりました。

テント設営

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芝生の広場

いつもの第一キャンプ場に到着すると、芝生広場の奥に根雪が残っているエリアがあります。

「う〜ん、芝生の上にテントを設営して、雪景色を見ながらキャンプも、ええなあ。」
「でも、キャンプでの初めての雪やしなあ…」

しばらく考えた結果…

「よっしゃ、雪上キャンプやっ」

【京都府】くつわ池自然公園&キャンプ場/2025年 初の雪上バックパック徒歩キャンプ

本能に従い、た雪上のテント設営が完了。自作リフレクターも設営していますが、暖房効果がなく、これが最後の設営となってしまいました。

【京都府】くつわ池自然公園&キャンプ場/2025年 初の雪上バックパック徒歩キャンプ
【京都府】くつわ池自然公園&キャンプ場/2025年 初の雪上バックパック徒歩キャンプ

周辺に雪はないのに、わざわざ雪の上を選んでいるので「雪中」ではなく「雪上」キャンプです。

テント設営後、薪を買いに行くと、スタッフのおっちゃんが

「雪の上に、テント張っとるんやなあ。」

どうも、見廻りの時に見たらしい…

「めったにない機会なんでw」

「エベレスト気分屋なあ」

と、イジられました(汗)

確かに、わざわざ冷たい雪上にテントを張るのは、物好き以外の何者でもないですね。まあ、冬キャンプ自体も物好きですがw

【京都府】くつわ池自然公園&キャンプ場/2025年 初の雪上バックパック徒歩キャンプ

初日の天気は、晴れ時々曇り。空には青空も見えています。ただ、テントを設営した芝生広場の奥は、山陰で日が当たりません。

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上から見下ろすと、ポツンとソロドーム1が一張り。一日休めば4連休になる平日にチェックインしたのですが、誰もおらず、第一キャンプ場・芝生広場では完ソロでした…

宴会

夜が更けるにつれ、気温は一気に下がり始めました。19時には気温 0.1 度。今夜のメニューは、味の素 鍋キューブ「鶏だし うま塩」鍋。冷えた体を温めるには、やはり鍋が一番です。

具材は、鶏もも・鶏だんご、白菜、玉ねぎを投入。湯気とともに、いい香りが立ち込めます。冷たい空気の中で食べる熱々の鍋は格別。体の芯から温まり、幸せな気分になりました。

味の素 鍋キューブ 鶏だしうま塩 7個入

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415円(05/14 22:04時点)
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【京都府】くつわ池自然公園&キャンプ場/2025年 初の雪上バックパック徒歩キャンプ

ちろり

大関 上撰ワンカップ 180ml

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234円(05/14 22:04時点)
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冬の宴会は、必ずワンカップ大関を買って、熱燗するのがデフォルトです。キャンプで味わった美味しさに感動して、自宅でも「大関はこのさけ」を常備 😉

ただ、ガラスカップは熱燗するには抜群ですが、バックパックキャンパーには少し重く、経済的にも少しお高め。

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アルミ 酒タンポ 1号 籐巻

そこで「ちろり」(アルミ 酒タンポ 1号 籐巻)を購入。この雪上キャンプがデビュー戦です。

アルミ 酒タンポ 1号 籐巻

アルミ 酒タンポ 1号 籐巻

960円(05/14 22:04時点)
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実測で、ちろり:42g、お猪口:62g、合計:104g の重量。肝心の酒は、自宅の「大関はこのさけ」を100均の蓋付きプラスチックボトルに入れて持参。少しだけ、軽量化と節約を実現できました 😉

お気に入りの Cando マッコリカップ(330円)で、お湯をわかして、大関を注いだ「ちろり」をイン。炎から離しているつもりですが、湯が煮えたぎっています(汗)

湯加減が適当ですが、程よく温まったところで、お猪口に注ぎ、一口。冷えた体に染み渡るような優しい温かさと、まろやかな味わいが広がります。

冬キャンプでの日本酒は格別ですが、ちろりを使うとさらに風情が増します 🙂

酒が少なくなると、ちろりが浮いてしまうとの情報がありましたが、浮かない程度に酒を残すようにすれば問題ありません。

夜の訪問者?

【京都府】くつわ池自然公園&キャンプ場/2025年 初の雪上バックパック徒歩キャンプ

22時頃には、気温マイナス2.7度と今季最低気温。雪上だからかもしれません…

ただ、頭上にはキレイな星空。くつわ池に来ると、夜は晴れることが多い気がしますw

24時過ぎには就寝。ただ、雪上で寒かったせいか、約2時間で目が覚めてしまいました。その後、ウツラウツラしていると、テントの後方(山側)で「ザクッ、ザクッ」と足音が聞こえた気がして、パッと目が覚めました。

「(誰か来た!?)」

芝生広場と第一キャンプ場は完ソロでしたが、他のサイトにはキャンパーがいます。「こんな寒い夜中になんで?」と恐怖におののいていました。そのうち、テントの上部を擦るような音もして、さらに恐怖が倍増。

それでも、なんとか勇気を出して、テント内のランタンを点灯。しかし、逃げるでもなく襲ってくるでもなく、外の様子に変化はありません。外に出るのは恐いので、そのまま20分ぐらい膠着状態が続きました。それでも変化がなかったので、ランタンを消灯。正体がわからないまま、ウツラウツラしながら朝を迎えました。

明るくなって外に出てみましたが、テント周辺の雪上には自分の足跡しかありません。

「なんやったんやろ…」

【京都府】くつわ池自然公園&キャンプ場/2025年 初の雪上バックパック徒歩キャンプ

冷静に考えてみると、おそらく犯人は「鹿」。芝生広場に落ちていた鹿のフンが有力な証拠。足音は、テント後方の森の中から聞こえたのかもしれません。

また、テントを擦る音は、テント上部に挟んだ宿泊カードが風に吹かれて立てた音でした。

「あ〜、勘違いでよかったあ。」
(でも、ほんまに鹿?…)

冷たいキャンプマット

【京都府】くつわ池自然公園&キャンプ場/2025年 初の雪上バックパック徒歩キャンプ
翌朝の雪

翌朝は、うっすらですがテントにも積雪。雪上だったこともあり、キャンプマット(Mozambique + FIELDOOR ウルトラライト エアーマット)から地面の冷気が伝わったのが、眠れなかった原因でした。

少し我慢しながらキャンプマットを使ってきましたが、冬用キャンプマットを買うことを決断。そういえば、冬用のダウンシュラフの購入を決断したのも、くつわ池だったことを思い出しました。

まとめ

思いがけず、初の雪上キャンプを経験することができました。ただ、正体不明の夜の訪問者、冷たいキャンプマットと、厳しいキャンプとなりました。

それでも、冬用キャンプマットを装備して、いつかはガチの「雪中キャンプ」にも挑戦してみたいと思います。

場所末山・くつわ池自然公園キャンプ場
移動手段電車(JR)、バス、徒歩
日程1泊2日
ベースウエイト11.67 kg
手持ちウエイト2.51 kg
気温と湿度15時:気温6.5度、湿度48%
16時:気温4.7度、湿度56%
18時:気温3.6度、湿度59%
19時:気温0.1度、湿度75%
20時:気温-0.1度、湿度–%
21時:気温-2.7度、湿度–%
22時:気温-2.8度、湿度–%
24時:気温-0.9度、湿度–%(テント内)
06時:気温-0.4度、湿度–%(テント内)
07時:気温-0.8度、湿度–%
費用7,500円

費用明細

食費1,000円夕食
酒代1,000円
入園料500円個人、大人1名
キャンプ場(テント1張り)1,000円一張り、1ヶ所
1,400円700円 x 2束(500円から700円に値上がり)
旅費2,600円電車、バス、往復(JR:大阪〜京橋〜木津〜宇治、京阪バス:JR宇治駅〜くつわ池)
合計7,500円

キャンプ場の情報などは次の記事もご覧ください。