【断念】自作リフレクター for NINJA FIRESTAND Solo
NINJA FIRESTAND Solo 用のリフレクターを、焚き火シートと手持ちの道具を流用して自作してみました。 ただ、効果が実感できず断念することとなりました…
防寒対策
冬の代表的な防寒対策といえば、焚き火の熱を反射して暖めるリフレクターがあります。徒歩キャンプでは暖房器具が焚き火とカイロぐらいしかないので、焚き火を利用したリフレクターは魅力的。ただ、徒歩キャンパーなので、できるだけコンパクトで軽い必要があります。
今使っている焚き火台は、NINJA FIRESTAND Solo。高さが 25cm あるため、一般的な背の低い蛇腹式の金属製の風防ではリフレクターになりません。
いろいろと模索した結果、焚き火シートを流用した自作リフレクターを作ってみました。
必要なアイテム
2本のポールで焚き火シートを垂直に立てる、シンプルなリフレクターを作ります。

アイテム | 品名 | 重量 | 価格 |
焚き火シート x 1枚 | wolfyok outdoors 焚き火台シート 色:オリーブ-50*50cm 素材:ガラス繊維と両面A級シリコンコー 用途:焚き火用防炎シート 梱包サイズ:27.2 x 19.4 x 2.3 cm | 200 g | 1,880円 (@amazon, 2024年10月時点) |
ポール(70cm) x 2本 | FIELDOOR アルミテントポール 150 収納サイズ:16mm x 350mm x 4節 | 230g (50g x 4節 + 収納袋:30g) | 流用 |
ガイロープ(190cm) x 2本 | ツーリングドームST付属ガイロープ x 2本 長さ:約190cm 自在金具、100均カラビナ付き | 36g(18g x 2本) | 流用 |
アルミペグ x 4本 | フリール(Freell) テント ペグ x 4本 | 52g(13g x 4本) | 流用 |
合計 | 518g | 1,880円 + α |
焚き火シート
肝となる焚き火シートには、wolfyok outdoors 焚き火台シートを購入。
ガラス繊維で作られているので、熱を反射してくれることを期待。NINJA FIRESTAND Solo の幅 35cm よりも長い、50cm x 50cm のサイズを購入。重量も 200g と比較的軽量。色は、ソロドーム1のカーキ色に合わせてオリーブにしました。ポールを通すハトメも標準装備。
ポール
FIELDOOR アルミテントポール 2セット入り (5本連結/150cm) 【シルバー】 分割式 少人数 ソロキャンプ サブ…
焚き火シートを立てるために、手持ちの FIELDOOR アルミテントポールの先端と底の節 2本 x 2セットを流用。
ガイロープ
ポールを立てるガイロープは、ツーリングドームST 付属品を流用。自在金具と100均のカラビナを付けています。
ペグ
【 Freell 】 テント ペグ ◆ 固い地面もOK!◆ 軽量 ジュラルミン ◆ Yペグ ◆ 2カラー ◆ 18cm ◆ 20本 セット…
ガイロープを固定するペグは、Freell テントペグを 4 本流用。ソロドーム1の前室を固定するペグを兼用すれば、2本でもOKです。
設営方法
まず、焚き火台を設営して、リフレクターの位置を決めます。できるだけ熱を跳ね返すように、焚き火台に密着する位置にリフレクターを立てるようにします。

次に、焚き火シートを地面に広げて、ポールがシートの両端に立つように、ポールを立てる位置を決めます。ポール先端にガイロープの真ん中を一周させて引っ掛け、ガイロープ両端をペグで固定し、写真のようにポールを自立させます。タープを一人で設営する時と同じ方法です。

ポールに引っ掛けたガイロープを一旦外し、焚き火シートのハトメをポール先端に通してから、再びガイロープを一周させて上から引っ掛けます。この方が焚き火シートを固定できます。最後に、ガイロープの自在金具を調整して、テンションをかけて完成です。
完成の図

外側から見た図。個人的には、それほど違和感はないかと。ただ、テント(ソロドーム1)から出入りする時に、ガイロープに足を引っ掛けないように注意が必要です。

内側から見た図。ポールが 70cm、焚き火シートが 50cm なので、地面から焚き火シート底辺までが約 20cm。NINJA FIRESTAND Solo の高さは 25cmですが、火床は少し低いので、焚き火シートの底辺とほぼ同じ高さ。焚き火をすれば、うまく熱を反射してくれそうです。

使ってみた
実際に使ってみた動画です。焚き火の炎がリフレクターに反射して、ユラユラ揺れるのが心地いいw
暖房効果
3回ほど、冬キャンプで使ってみました。ただ、残念ながら、暖かさを感じるほどの効果はありませんでした。
また、目隠しとしては少し使えますが、風防としては一方向からの風除けしか期待できません。
まとめ
徒歩キャンプは、重量を抑えるのが基本なので、あまり効果がない道具をパッキングすることはできません。いい防寒対策を思いついたと思ったのですが、残念ながら没となりました。焚き火シートは、本来の使い方で活用したいと思います。