【兵庫県】知明湖キャンプ場@川西市/2023年炎暑のバックパック徒歩キャンプ
2023年夏、猛烈な暑さの中、兵庫県川西市の知明湖キャンプ場にバックパック徒歩キャンプにソロで行ってきました。2022年の秋以来2回目の訪問です。涼を求めて少しでも標高の高いキャンプ場(標高309.9m)を選んだのですが…
真夏の徒歩キャンプ
知明湖キャンプ場の最寄り駅、妙見口駅からは阪急バスに乗ってケーブル黒川駅で下車。そこからキャンプ場まで下り坂を歩きます。
2024年3月29日(金)をもって、阪急バス ケーブル黒川駅の停留所は廃止されました。妙見口駅から知明湖キャンプ場へのアクセスは、徒歩(約40分)のみとなりました。
12.4kgのバックパックを背負い、クーラーバッグ(350mlアルコール6本+食料)を手持ちした装備で約25分かかりました。曇り空でしたが汗ダクダクになりました。やはり夏の徒歩キャンプは厳しい X-)
テント設営
前回と同じくEサイト(フリーサイト)の Google Map 赤マーカー辺りにテントを設営。トイレと炊事棟の間の川べりを陣取りました。
台風7号の被害で前日はEサイトが閉鎖されていましたが、当日はオープン。Eサイトの樹木の道路側に折れた木の枝がいくつか見えましたが、大きな被害はなさそうでした。
雨が降る可能性があったので、ソロドーム1にDDタープ(3mx3m)を小川張りしています。日中は曇り空&雨が降らなかったので、DDタープを半分に折り畳んで開放感を味わえるようにしています。
DD Hammocks DD Tarp 3×3 正方形 耐水性 3000mm ハンモックのフライに最適なタープ (フォレストグリーン) […
盆休み明けの平日でしたが、家族ぐるみでデイキャンプされているグループが数組いらっしゃいました。泊まりの方は少なかったため、夜は広々と過ごせました 🙂
ただ、夜の炊事棟が明るすぎました。次回は炊事棟から離れた場所にしよう…
ぷちFサイト案内
2022年の秋は、EサイトとFサイトの間の小川は大量の砂利が山積みされていました。今回は工事も終わり整備された小川がお目見得です 🙂
小川の左側がFサイト、右側がEサイトです。EサイトとFサイトは小川に架かる細い橋を渡って行き来することができます。
Fサイトにテントを設営すると、一番近いEサイトの炊事場やトイレを利用します。小川に下りて橋を渡るのは、ちょっと面倒かもしれません。
Fサイト真ん中辺りから見た北側の風景です。奥の坂の上にある駐車場から歩いてFサイトに入場できます。
こちらは反対側のFサイト南側の風景です。Eサイトに比べて幅が広い地形なので、大きなテントも設営しやすそうです。
夏の生き物
キャンプ場の至る所に設置されていた毒へび注意の掲示板。マムシは特にヤバそうな雰囲気。今年はくろんど池とマキノ高原でヘビを見ていますが、少しヤマカガシに似ている気が…
せせらぎ水路
真夏のキャンプに知明湖キャンプ場を選んだのは、水遊びできる小川「せせらぎ水路」があること。キャンプ場に沿って水路が横断しているので、どのサイトでも目の前で川遊びできます。流れも穏やかで水深も浅いので、夏の水遊びにはピッタリ。この日も小さなお子さんを連れたデイキャンプ組のファミリーが水遊びしていました。
テントの目の前に小川が流れているので、ファミリーが引き上げた後に水遊び開始。ただ、サンダルを持参していなかったので、川底の鋭角な砂利が痛くて歩けませんでした(T_T)
最後は小川に足をひたして休憩。
「冷たくて気持ちええなあ〜」
山の中を流れてくる水なので冷え冷えです 🙂
宴会
個人的に焚き火が楽しめる上限の気温は約20度と感じています。
過去に訪れたキャンプ場で夏の夜に条件を満たすのは、標高1,405.3mの泉の森オートキャンプ場小広荘だけ。しかし満室で予約が取れませんでした(T_T)
次に標高の高いキャンプ場は、クラインガルテン能勢:386.8m、杜のテラス:357.3m、知明湖キャンプ場:309.9m。すべて北摂にあるキャンプ場です。ただ、クラインガルテン能勢は薪の販売に限りがあり、杜のテラスは不定期販売。個人的に焚き火は必須。バックパックキャンプで薪を持参するのは非常に厳しいので、確実に薪の販売がある知明湖キャンプ場を選びました。
標高の比較などの情報は次のまとめ記事もご覧ください。
宴会は18時前に開始。気温27.6度、湿度83%と蒸し暑かったです。つきだしは保冷剤を兼ねた冷凍枝豆をチョイス。思った以上に満腹になるので100gぐらいで十分です。
今回、セリアの水バケツ(2.6L、110円)をゴミ箱として使ってみました。100g以下でコンパクトに折り畳めるのでULキャンプ道具としては合格。使い方は、水バケツを広げてビニール袋をクリップで固定しただけ。ゴミを捨てる時に口を開ける必要がないのが便利。見た目もビニール袋よりはましかと 😉
宴会のメインは焼き鳥だったので、まずは NINJA FIRESTAND Solo で焚き火をして熾火を作ります。
「あかん、めちゃくちゃ暑い」
焚き火をいじる時以外は 1m 以上離れないと耐えられません (>_<)
熾火が出来たところで真夏の焼き鳥屋さん開店。両端に置いた薪を枕にしてNINJA FIRESTAND Solo の五徳を横に渡して焼き鳥台にしてみました。串が持ちやすくなっていい感じ 🙂
焼き鳥は業務スーパーで購入した冷凍の「ぼんじり」と「かわ」。こちらも保冷剤代わりになるので一石二鳥 🙂
「ぼんじり」から焼いたのですが、ぼんじりの油で熾火に火がついて一部が焦げてしまいました(T_T)
続いて「かわ」も熾火がコントロールできず同じ結果に(T_T) 焚き火で焼き鳥焼くのは難しい…
さらに「ぼんじり」に「かわ」と油が多い食材はアラフィフの胃にはこたえました(汗)どちらか一品にすればよかった…
雨キャンプ
夜中に雨が降り始め、朝まで雨が降り続いていました。ソロドーム1のキャノピーを開け放して寝ましたが、雨のせいか肌寒くなりキャノピーを閉じるほどの気温(確か23度ぐらい)でした。
DD Hammocks DD Tarp 3×3 正方形 耐水性 3000mm ハンモックのフライに最適なタープ (フォレストグリーン) […
9時ごろまで雨が降り続きましたが、なんとか止んで撤収。タープやテントは7割程度は乾いたので重くならずに助かりました。
妙見の森ケーブル
知明湖キャンプ場を選んだもう一つ理由が妙見の森ケーブル。妙見の森ケーブルが2024年6月24日(月)の営業をもって廃止するとのことで、一度乗っておこうと立ち寄りました。
ケーブルカーは妙見山の麓、黒川駅から中腹の山上駅までの間を走ります。
線路を下から見上げるとかなりの傾斜。ちょっとしたアトラクションぐらいのスリルがありました。
ケーブルカーの座席に座ると平衡感覚がおかしくなります。上の写真は車内からケーブル黒川駅の階段ホームを写しています。階段の白線が傾斜0度です。今見ても平衡感覚がおかしい(汗)おそらく斜面に合わせた座席の角度にしているのが原因だと思います。
黒川駅から山上駅まで約5分ぐらいで到着します。途中、山中の斜面に鹿を3頭発見。知明湖キャンプ場にも鹿のフンがありました。この辺りは鹿が多いんですね。
山上駅に到着してリフト乗り場に向かおうとしたのですが、ご覧の通り急勾配の道。バックパックを背負って登れるレベルではありません。荷物の預かりサービスがないかスタッフの方に確認しましたが、ないとのこと。残念ながらリフトは諦めて次の折り返しケーブルカーで山上駅を後にしました。
打ち上げ
キャンプ場からケーブル黒川駅、さらに妙見口駅まで帰りは全て徒歩。食材とアルコール(笑)が減ったので軽くなっていますが、半分以上は上りなのでかなり体力消耗。
最後は前回と同じく妙見口駅前の「津の国屋」でビールとざるうどんで打ち上げして回復に努めました 😉
まとめ
記録的な暑さになった3年目の夏キャンプ。1年目、2年目は真夏でもデイキャンプやお泊まりキャンプを敢行していました。
しかし、標高の低いキャンプ場では、キャンプの多くの時間を占める焚き火が暑くて楽しめないことを実感。また徒歩もかなりのダメージ。
夏キャンプは夜気温が20度まで下がる標高1,000m以上のキャンプ場が必須条件になりそうです。現在の候補は標高1,405.3mの泉の森オートキャンプ場小広荘、一択です 😉
場所 | 知明湖キャンプ場 |
移動手段 | 電車、バス、徒歩 |
日程 | 1泊2日 |
バックパック重量 | 12.4kg(タープあり、寝袋なし) |
気温と湿度 | 15時:気温28.8度、湿度77% 17時:気温28.0度、湿度80% 20時:気温25.5度、湿度91% 23時:気温24.3度、湿度93% 05時:気温26.2度、湿度87% |
費用 | 7,160円 |
費用明細
食費 | 1,500円 | 夕食、朝食(打ち上げビール除くw) |
酒代 | 1,000円 | |
キャンプ場利用料金 | 2,000円 | 市外、宿泊、大人 |
薪 | 800円 | 1束 |
産業廃棄物処理費 専用ごみ袋 | 200円 | ゴミ引き取り、生ゴミ×1枚(100円)+ 缶ビン×1枚(100円) |
旅費 | 1,660円 | 電車・バス往復(大阪駅発)、ケーブルカー除く |
合計 | 7,160円 |