【奈良県】泉の森オートキャンプ場小広荘(天川村)/2022年初秋の紅葉と異世界・林間ソロ徒歩キャンプ
「ひとりキャンプ@関西」のカテゴリーなのに兵庫県、和歌山県、奈良県が空白地帯 (^_^; 新天地を求めて秋の奈良県に初上陸。奈良県南部の天川村・洞川(どろがわ)温泉にある「泉の森オートキャンプ場小広荘」(以下、小広荘)に1泊2日で行ってきました。
アクセス
大阪から洞川(どろがわ)温泉までは、JRで天王寺駅まで移動し、近鉄特急に乗り換えて約70分で下市口駅で下車。ここから洞川温泉まで約80分、奈良交通バスに揺られます。合計で約3時間30分の道のりです。キャンプ生活最長の旅。
近鉄特急に乗るのは確か人生2回目。かなり昔に名古屋に行っただけのほぼ初心者。不安だったので当日やることを少なくするために、特急券はネットで事前に購入しました。
一番心配だったのが大きなバックパック(サイバトロン)とカート(BUNDOK)の置き場所。事前に調べたネットを頼りに一番後ろの窓際席を予約。情報通り一番後ろの席と壁の間に置けました。座席もゆったりとしていて足を組んでも余裕の広さでした 🙂
下市口駅での近鉄特急と奈良交通バスの乗り換え時間が短く不安だったのですが、駅とバス停が目と鼻の先の数分の距離だったので問題ありませんでした。
バスは黒滝村を経由して約80分かかりましたが、初めての土地の景色を楽しみながらだったので思ったよりも長く感じませんでした 🙂
紅葉@龍泉寺
バス停からキャンプ場までの途中に龍泉寺(りゅうせんじ)があります。真言宗の修験道の霊場とのこと。ふと立ち寄ると色づき始めた紅葉を見ることができました 🙂
見頃はまだ先のようでしたが、池の周りを中心に紅葉が始まっていました。透き通った魚の泳ぐ池に落ち葉が散って、青空とのコントランスとがええ感じ 🙂
小広荘チェックイン
洞川温泉バス停から小広荘までは徒歩で約20分で到着。近いと思い込んでいたので、なかなか入り口が見えず少し焦りました (^_^; 2本の橋が目印です。
おそらく、ご家族で経営されるている小規模なキャンプ場だと思われます。手作り感がいい感じ 🙂
今回、小広荘を選んだのは、よく見る徒歩キャンプ系 YouTuber の方が利用されていたことと、ネット(なっぷ)で予約できたこと。人とやりとりする面倒がなく、好きな時間に予約できるのはネットの良いところです。
以前、別のキャンプ場をLINEで問い合わせて予約しようとしたのですが、何度か問い合わせて結局満室で予約できなかったことがあります。電話やLINEで問い合わせて予約するキャンプ場が意外に多いのですが、個人的には人が介在しない方法がベストだと感じています。ネットで予約できるキャンプ場が増えることを願っています。>キャンプ場ご担当者の方
小広荘サイト紹介
入り口近くにあるバンガロー「素人の作った部屋A」です。屋外にある囲炉裏が利用できるとのことです。
さらに進むと奥の杉林に向かって左右に区画サイトがあります。1台まで車を横付けでき電源も利用できます。グループやファミリー向けですね。
区画サイトの奥にトレーラーハウスがあります。翌日の昼頃、近所のおっちゃんとおぼしき人が数人BBQしていました。いいレジャーです 🙂
区画サイトの右奥、トレーラーハウスの横に「プロの作った部屋A」バンガローがあります。右の屋根付きウッドデッキ(板間?)でBBQもできるそうです。
一番奥に今回利用した林間サイトがあります。フリーサイトです。写真の右手が山側、左手が川側です。背の高い見事な杉林 🙂
小広荘の設備
入り口近くに設備が集中しています。左端に男性用トイレ。大小別で大はシャワートイレです 🙂 真ん中の緑の壁の建物がお風呂。今回は利用しませんでしたが500円で入浴できます。風呂の右隣が女性用トイレ、その隣が管理人室です。
「素人の作った部屋A」の前に炊事場が2つ、左の炊事場の下にある金属製の箱が炭捨て場、一番右のシート付近がゴミ捨て場です。
テント設営
テントは林間サイトの山側に設営。平日金曜日でしたが林間サイトの川側奥にバイクの男性一人がいらっしゃたので少し距離をとりました。山側から川側に向かって少し傾斜があるので、山を背にして川に向かって設営しています。
設営位置から真上を見上げるとこんな感じ。この日は快晴でしたが空はほとんど見えず光が届きません。夏のキャンプ向きですね。この時の気温は16度、湿度68%でした。
林間サイトの川側だとご覧の通り傍の小泉川が見えます。残念ながら洞川ではありません 😉
川辺のランチ
テント設営を終えて傍の小泉川に降りてホットコーヒー&サンドイッチでランチ。最近は、昼食は手間がかからないサンドイッチがマイブーム。この方がゆったりする時間がとれます 🙂
川は浅く子供が入って遊べそうです。区画サイトのすぐ横から降りれるで、夏のファミリーキャンプはよさげです。
沙羅双樹の薪
薪はキャンプ場で購入。
「針葉樹の薪でええ?」
「広葉樹あります?」
長持ちするので、できるだけ広葉樹の薪を買っています。すると広葉樹の薪があるとのこと。
「お寺(龍泉寺)の前に生えてたシャアってゆう木を切った時にもろたんよ。」
「油を含んでいて、よう燃えるらしいで。」
(シャア? 赤い彗星の?)
シャア?を1束購入すると確かに赤いwww
まったく何の木か見当がつかなかったので、後で画像をググると「沙羅(さら)の木」であることが判明。「シャア」ではなく「サラ(シャラ?)」の聞き間違いでした (^_^;
平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声、…沙羅双樹(サラソウジュ)の花の色…」の沙羅双樹が沙羅の木のことで、お釈迦様が入滅する時に横たわった場所が沙羅の木の下だったとのこと。
(だから、お寺の前に生えていたんや。)
沙羅の薪は火がつきにくく苦労しましたが、燃え始めると比較的長い時間持ちました。ただ、いつもの広葉樹と扱いが違ったため、鍋を火にかけるタイミングがずれて味は残念な感じになってしまいました (T_T)
洞川(どろがわ)温泉の世界観
翌日、愛想の良いキャンプ場のおばちゃんに見送られた後、バスの出発時間まで洞川温泉を散策。初日はバス停からキャンプ場まで小泉川の西側の道をまっすぐに進んだので気づかなかったのですが、川の東側に渡る朱色の欄干の橋がいくつかあります。
(うーん、どこかで見たことのある風景…)
橋を渡って川沿いを歩くと温泉宿がずらりと並びます。川の東側が洞川温泉のメインストリートのようです。
異世界に迷い込んだような街並みが続きます。
(あっ、「千と千尋の神隠し」の世界やん。)
やっと謎が解けました。次回は夜に散策してみたいと思います 🙂
最後はメインストリートのお店で買ったパンと、「名水百選」の「ごろごろ水」を100%使用したごろごろサイダーを川辺で頂き洞川温泉を後にしました。
まとめ
近いようで遠かった奈良県での初キャンプ。思ったほど遠い印象はなく、次回は夏または紅葉が進んだ11月中旬以降に訪れてみたいと思います。標高は884.6mとのことなので、夏は涼しそうです。
場所 | 泉の森オートキャンプ場小広荘 |
移動手段 | 電車、バス、徒歩 |
日程 | 1泊2日 |
費用 | 11,500円 |
費用明細
食費 | 2,000円 | 昼食、夕食、朝食 |
酒代 | 1,000円 | |
林間フリーサイト | 1,800円 | 徒歩、自転車でお越しの方【定員1名】、1,000円/1予約+入場料800円、なっぷ予約可 |
薪 | 800円? | 1束、広葉樹、値段はうろ覚え (^_^; |
旅費 | 5,900円 | 電車、バス、往復(大阪駅発) |
合計 | 11,500円 |