【奈良県】くろんど池自然公園/2023年初夏の山間ため池バックパック徒歩キャンプ〜後編〜
2023年初夏、奈良県生駒市にあるくろんど池自然公園に1泊2日のバックパック徒歩キャンプにソロで行ってきました。奈良県2ヶ所目のキャンプ場です。前編・後編でお届けします。
あにまるず
くろんど池が山の中の溜池のせいか、初夏の季節のせいか、予想以上にいろんな動物に出会いました 😉
くろんど池を仲良さそうに泳ぐマガモの夫婦。緑の頭・黄色いくちばしの派手な方がオスです。派手なオスは自然界あるあるですね 😉
次はキャンプ場によくいるにゃんこ先生。3匹ぐらい見かけました。写真は宴会を見学に来られた先生です 😉
「うわっ、蛇やっ」
くろんど池の周りを散策していると道の真ん中に横たわっている蛇を発見。数十年ぶりに見ました。しばらく離れて様子を見ていましたが動く気配はありません。とぐろは巻いていないので大丈夫と判断し遠巻きに通りすぎました。
「蟻、でかっ」
テントを設営したくろんど池のほとりは異常な数の蟻。それも黒くて大きい (@_@) 何故か火バサミに群がっていました。
そして大将はウシガエル。くろんど池から野太い低い声が一日中響き渡っていました。
# 興味のある方は音量を大きくしてお聞きください 😉
くろんど池
「くろんど池」は漢字だと「黒添池」と書くみたいです。江戸時代に作られた灌漑用のため池とのこと。くろんど池の周りは歩いて一周できる散策路があります。
高山城跡
くろんど池の周りを散策していると池の南東の隅、枚方大和郡山線の傍に「近畿自然歩道」の道標。
「どこに通じているんやろ?」
ソロキャンプに来ると強制的に暇になる(笑)ので、興味本位で道標に従い枚方大和郡山線を渡って進んでみました。
道路を渡ると壊れてガードレールに寄りかかった道標を発見。道標とガードレールの案内には「高山城跡(たかやまじょうせき)」と書かれています。Google Mapで調べると、そんなに遠くないように見えたので高山城跡まで行ってみることにしました。道標の指す山の中に進みます。
山道に入ると頭上まで木が生い茂る道がトンネルのように続きます。後から調べると、この道は近畿自然歩道の「金剛生駒ふれあいルート」とのこと。
しばらく歩くと山道を抜けて人家の傍に出ます。さらに進むとお馴染みの道標が登場。高山城跡は右に向かいます。
道なりに進むと、少しわかりにくいですが小さな道標が見えてきます。案内に従い再び山の中に突入。
少し登ったり下ったりしながら進むと、最後に息切れするほどの階段が登場。
汗をかきつつ高山城跡に到着。高山城は山城で、ここには主郭(本丸)があったとのこと。現在は供養塔などが建てられていました。
好奇心の赴くままに知らない土地を探検するのは面白い 🙂
宴会
松美荘で薪を1束購入。針葉樹と広葉樹のミックスでした。ノコギリ(シャークソー)を持参して太い広葉樹は半分に切断しています。薪を半分にする方が焚き火しやすいので。直火は禁止ですので注意してください。
松美荘で薪を買ったついでに、気になっていた店頭で売られているおでんを購入。
「しみしみじゃ〜」
おでんで腹ごしらえして宴会開始。18時過ぎで気温22.1度、湿度69%。池のほとりに設営したせいか湿度が少し高めです。
メインは最近はまっている網焼きステーキ。ええ感じに熾火でやわらかく焼けました 🙂 好事、魔多し。キャンパーあるある事件が襲います。
「ああ、俺のステーキが…」
3秒ルールが適用できない状況と判断し泣く泣く諦めました (T_T)
寝る前の 00:00 頃は気温17.6度、湿度81%。ソロドーム1は本来の蚊帳インナーテント、モザンビークのマットにネイチャーハイクの3シーズン用シュラフ(LW180)でちょうどよい季候でした。
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朝食
朝は6:30頃で気温19.4度、湿度80%。日の出が早いので既に気温が上昇しています。
オークワで見つけたうまそうなパンが朝食。NINJA FIRESTAND Solo の火床の下を使ったグリル調理でさらに美味しく。コーヒーのお湯を沸かしながら調理できるのがいいですね 🙂
「うま〜。カリカリや〜。」
表面とチーズがコンガリ焼けて思惑通りの出来上がりでした 🙂
帰り道
帰りは気になっていたもう一つの最寄りバス停・たんだ橋から乗車してみました。
Google Map を見ると、途中までは昨日探検した高山城跡への経路と同じ。昨日の道標と同じ場所で右ではなく、まっすぐ急な道を下ります。
道を下りきると平坦なアスファルトの道路に出ます。しばらく歩くと西庄田のバス停に到着。ここはスルーしてさらに進みます。
少し歩くと大きな交差点が見えてきます。大北・交差点です。上は交差点を渡って「たんだ橋バス停」から撮った写真です。
写真の右奥の道路を進むと西庄田バス停、ずっと先に高山狭戸バス停・獅子ヶ丘団地口バス停があります。
右から左奥に伸びているのが枚方大和郡山線なので、道に沿って進めばくろんど池に至ります。ただ登り坂になるため行きは獅子ヶ丘団地口バス停で降りた方がよさそうです。
たんだ橋バス停も「自由乗降指定地」なのでジョルダンで時刻表検索できません。また、バスの乗降方法が行きとは異なり「申告先払い方式(住宅地 → 駅)」と呼ばれる方法になります。
前扉から乗ると、運転手さんがICカード読み取り機を手で遮った状態で、降車するバス停を尋ねてきます。
「どちらまで?」
「学研北生駒駅まで」
うろ覚えのバス停をあわててと答えると、運転手さんに促されてICカードをタッチして乗車。これは、運転手さんが降車するバス停までの運賃をセットするために確認しているとのこと。
降りる時は、学研北生駒駅バス停が「終点以外のバス停」なので後扉から降車します。
「奈良交通バス、難しい…」
まとめ
徒歩で気楽に行ける奈良県のキャンプ場を開拓することができました 🙂 ただ、冬季(12月1日〜2月末)は閉鎖されるのが残念です。夏場は虫が気になるので、次回は涼しくなった秋頃に訪れてみたいと思います。
場所 | くろんど池自然公園 |
移動手段 | 電車、バス、徒歩 |
日程 | 1泊2日 |
費用 | 7,480円 |
バックパック重量 | 11.7kg、夏仕様、ノコギリ復活 |
費用明細
食費 | 1,500円 | 夕食、朝食(昼食は弁当持参) |
酒代 | 1,000円 | |
環境管理協力金 | 200円 | 1名(大人・小人共) |
キャンプ1泊 | 1,200円 | テント1張小、〜2メートル |
薪 | 800円 | 松美荘、1束(針葉樹・広葉樹ミックス) |
旅費 | 2,780円 | 電車・バス、往復(大阪駅〜高山狭戸[たかやませばと]) |
合計 | 7,480円 |