【兵庫県】丸山県民サンビーチ＠赤穂市／2024年冬の牡蠣とバックパック自転車キャンプ〜前編〜
2024年2月、兵庫県赤穂市の丸山県民サンビーチに、バックパックを背負ってソロキャンプに行ってきました。知明湖キャンプ場に続いて兵庫県では2箇所目、初めてのキャンプ場を、電車とレンタサイクルで攻めてみました。
前編／後編でお届けします。
アクセス
丸山県民サンビーチは、兵庫県の南西部、瀬戸内海国立公園内に位置する海水浴場 兼 キャンプ場です。
大阪駅からJR神戸線の新快速で姫路駅まで移動。姫路駅でJR山陽本線に乗り換えて相生駅を経由し、赤穂線の坂越駅で下車。約2時間20分の電車の旅です。
坂越駅はこじんまりとした小さな駅。平日日中なのに、意外に乗降客が多かったです。
坂越駅の改札を出て右手に進むと、無人のレンタサイクルがあります。10台の自転車があり、1日300円、午前7時から午後7時までレンタルできます（返却は24時間可）。
黄色の自動清算機で貸し出し手続きをするのですが、暗証番号の入力など操作が少し複雑です。駐輪場の右側に操作方法が書いた看板があるので、事前に見た方がわかりやすいと思います。基本料金300円＋保証金700円、合計1,000円が必要です。清算時に保証金は返金されます。貸し出し手続きが終わると、貸出票が印刷されますので失くさないように。
前かごの幅が広く、荷台のあるまママチャリを借りました。前かごには薪を入れたトートバッグ（CAMPING MOON キャンバストート）、荷台にはソロドーム1をくくりつけています。サドルに跨り、背負ったバックパックをソロドーム１の上に乗せると、重さを感じず楽に運転できます。
買出し
キャンプ場に向かう前に、自転車で約10分ほどの所にあるスーパーセンタートライアル赤穂店まで買出し。
方向音痴を発揮して少し迷いましたが、なんとか到着（汗）
坂越はカキで有名らしく、多くの商品が販売されていました。せっかくなので、生かきと殻付きカキを購入。
薪や炭などキャンプ用品も販売されていました。車なら、食料と薪などをまとめて買い出しできそうです。
キャンプ場へ
買出しが終わったので、北回りで丸山県民サンビーチに向かいます。南の赤穂御崎を回るルートもありますが、高低差が約60～85Mあります。北回りだと高低差は約20Mです。
まずは、千種川（ちくさがわ）沿いの国道250号を坂越橋まで北上します。
千種川に架かる坂越橋を渡って、赤穂御崎方面に進みます。
Google Map に従い、県道32号沿いを進むと坂越トンネルが現れます。道なりに進めばキャンプ場への近道ですが…
「あかん、無理や…」
トンネル内の車道が狭く危ないので、とても自転車では進めません。
Google Map で再検索すると、少し北の住宅街を通って海沿いに出るルートがありました。坂越トンネル手前の脇道を住宅街に向かって進みます。
すると、坂越大道（さこしだいどう）と呼ばれるレトロな雰囲気の石畳風の通りに出ました。
その昔、坂越は港町として栄えていたとのこと。いい雰囲気の古い街並みが、通り沿いに並んでいます。
坂越大道を抜けると坂越湾に出ます。南に進むと県道32号に戻ってきました。迂回した坂越トンネルの向こう側です。
このまま海沿いに県道32号を行けば、丸山県民サンビーチです。途中、土日休日・限定の二輪車通行規制区間があります。自動二輪車・一般原動機付自転車が対象なので、自転車（軽車両）は対象外で問題ありません。
少し進むと急な上り坂。バックパックを背負って、食材と薪を満載した自転車では登れません（泣）
自転車を押して頂上に到着。次は下り坂なので楽ちん。筏が浮かんだ坂越湾が眼下に広がります。
坂を下りきると、アース製薬の坂越工場が見えてきます。
「なんで、こんなところにアース製薬があるんやろ？」
調べてみると、アース製薬は1892年に大阪（難波）で創業し、1910年に坂越工場を建設したとのこと。ここに研究所もあり、アース製薬の中枢みたいです。
また、この辺りが二輪車通行規制区間のようです。それほど狭い道には見えませんが、騒音問題などで規制されているのかもしれません。
アース製薬を過ぎて、2つめの上り坂。ここも自転車を押して登ります。最初の坂よりは緩やかでした。この辺りは瀬戸内海国立公園の一部です。
やっと、丸山県民サンビーチの入り口に到着。最後は坂を下ります。
丸山県民サンビーチに到着です。
ママチャリでやって来ましたが、アップダウンが多く楽ではありません。他の交通手段を調べると、ウイング神姫バスが坂越駅からアース製薬前まで運行していますが、平日午後２本のみです。
徒歩キャンパーにはアクセスが厳しいキャンプ場です…
サイト紹介
丸山県民サンビーチは、予約不要（不可）のフリーサイトです。
駐車場に近いサイト
入口にある駐車場から一番近いサイトです。左奥が駐車場、手前がバイク専用駐車場、右側がサイトです。サイトは、東西に伸びる長方形の敷地です。
海がよく見える、南側の区画からテントが設営されていました。車やバイクのキャンパーが多いので、荷物が搬入しやすい、このサイトが一番人気だと思います。
西の端も、少し海から遠くなりますがシーサイドビューです。右奥に林間広場サイトの入り口が見えています。
林間広場サイト（仮）
駐車場に近いサイトとシャワー棟の間に、林間広場サイトがあります。
ここも東西に伸びる長方形の敷地です。写真の奥、西半分に樹木があります。木陰があって、シャワー棟が近いので、海水浴シーズンは混みそうです。
テントサイト
キャンプ場の一番奥にあり、斜面に多くの区画があるテントサイト。ソロ向きのサイトとの情報があったので、最初ここをキャンプ地とする予定でした。
はい、テントサイトの斜面の林間サイトは焚き火禁止です。
斜面の林間サイトは、たき火台等の使用の有無にかかわらず火気厳禁です。
【出典】丸山県民サンビーチ
ショックを受けて、しばらく放心状態。個人的に焚き火ができないサイトは意味がありません…
確かに、区画の広さはソロ向き。人も少ないので、焚き火ができれば良かったんですが…
樹木があるため、残念ながら斜面のサイトはオーシャンビューではありません。
一部利用できない区画もあります。
海辺にも、いくつか区画があります。 こちらは、シーサイドビューです。ただ、敷地の一番奥なのでトイレも遠いです。
炊事棟（中央）前の広場サイト
テントサイトが火気厳禁なので、悩んだ末に選んだのが中央の炊事棟前にある小さな広場サイト。Google Map の赤いピンの所です。
ここは斜面の林間サイトではないので、焚き火は問題ないはずです。小さな広場なので、あまり多くのテントは張れません。日中は1組、設営されていましたが、夕方前には撤収されたので、ボッチになり広々と使うことができました。
目の前は瀬戸内海のシーサイドビュー 🙂 曇り空が残念ですが… 広場と海の間に歩道がありますが、ほとんど人は通りません。
夜は街灯が異常に明るかったです。怖くなくて安心ですが、ちょっと明るすぎるかも…
まとめ
後編に続きます。
