冬用キャンプマットの選択:arata ASP-R7
徒歩キャンプを始めて5年。辿り着いた冬用キャンプマットは、arata ASP-R7。-30°C環境に対応し、R値は驚異の 6.7。これで、やっと「バックパック徒歩キャンパーの冬装備」が揃いました。
目次
キャンプマット ヒストリー
品名(出典:リンク先) | CAPTAIN STAG M-3318 EVAフォームマット | FIELDOOR ウルトラライト エアーマット | Mozambique ALUMINUM FOAM |
購入日 | 2021年7月 | 2021年11月 | 2023年1月 |
価格 | 2,079円 @amazon | 2,970円 タープ&テントのスマイルプライス@楽天 | 4,351円 MOZAMBIQUE@amazon |
重量 | 200 g | 450g | 500g |
形状 | クローズドセルマット | エアーマット | クローズドセルフォームパッド |
使用サイズ (長さ x 幅 x 厚さ) | 182 × 56 × 2 cm | 190 × 58 × 5 cm | 183 x 56 x 2 cm |
収納サイズ | 横:13 × 縦:12.5 × 長さ:56cm | 直径:10 × 長さ:22cm | 横:12 × 縦:13 × 長さ:56 cm |
材質 | マット/発泡ポリエチレン・EVA樹脂、バンド/合成ゴム | 40D リップストップナイロン | IXPE |
R値 | – | – | 1.8 |
色 | グリーン | グレー | ダークアース |
付属品 | – | リペアシート2枚 収納袋 | 収納袋 1年間のメーカー保証 |
CAPTAIN STAG EVAフォームマット
最初に買ったキャンプマットです。個人的には十分な寝心地で、安価なのでキャンプ初心者には最適かと思います。
ただ、秋冬の寒さには耐えられません。

強風で焚き火台に突撃して溶けてしまい、お蔵入りとなってしまいました(泣)
FIELDOOR UL エアーマット
FIELDOOR ウルトラライト エアーマット 【グレー】 190×58×5cm 撥水加工 TPUコーティング コンパクト 軽量 …
秋冬用に、初のエアーマットを購入。
私がよく参考にするキャンパーの方は1万5千円〜2万円ぐらいのマットを使用されていますが、EbII ほどの勇気がなく安価な品を購入。
ただ、R値の性能情報がなく、結局、秋冬の夜を過ごすことはできませんでした。
Mozambique キャンプマット
三代目は、Mozambique(モザンビーク)キャンプマット。
断熱性を表すR値は 1.8 で春秋レベル。初めてのR値付きw
サイズは、長さ183 x 幅56 x 厚み2 cm。横に体がでかいので、幅 56cm が有難いです。ソロドーム1にもピッタリのサイズ。
暑い季節は銀面を下にして、地面からの熱を遮断して涼しくできるので、オールシーズン使えます。
春秋は、Mozambique だけで過ごせるようになりました。ただ、零下になる冬は Mozambique だけでは寒くて、夜を越えられません。
Mozambique キャンプマット+ FIELDOOR UL エアーマット
単品で冬に耐えられるマットがないため、Mozambique キャンプマットと FIELDOOR ウルトラライト エアーマットをしばらく併用していました。

テント室内に透湿・防水・遮熱機能を持つタイベックシルバーを敷きます。この上に、FIELDOOR ウルトラライト エアーマットをオン。

Mozambique に、シュラフ(エンバー Eb II レギュラー)をベルトで固定します。

ひっくり返して、出来上がり。
ただ、それでも背中が寒い… 我慢しながら使っていましたが、雪上キャンプを体験して冬用キャンプマットを買うことを決断しました。
arata ASP-R7
ネットで冬用マットを調べてみると、arata のエアーマットが性能が良くて安価との情報をゲット。情報源は、よく見る複数のキャンプ系 You Tuber のサイト。
arata は、初めて聞きましたが、日本のアウトドアメーカー。そして、噂のエアーマットは arata ASP-R7。高価ですが、軽量で、-30°C環境に対応するとのこと。R値は、なんと 6.7(驚)。
ネットの情報は少なかったのですが、信頼する You Tuber の情報だったので、悩んだ末に購入を決断しました。インフルエンサーの力は絶大w
arata ASP-R7 Regular
ASP-R7 は、Mummy(マミー型)と Regulrar(長方形)の2種類があります。
使っていた Mozambique が長方形で、はみ出すことなく寝やすかったので、同じく長方形の Regular に決定。結果的に、Mozambique と ASP-R7 Regular は長さ x 幅 (183 x 56 cm)が、同じでしたw
Mummy は 477g、Regular は 584g で、Mummy の方が 107g 軽量。ASP-R7 は厳冬期の登山を想定しているエアーマットとのことで、軽量を優先する場合は Mummy の方が良さそうです。徒歩キャンプも軽量を重視しますが、今回は快適性を優先しました。
購入は、arata のオンラインストアを利用。amazon や楽天などでは販売されていませんでした(2025年2月時点)。
品名(出典:リンク先) | arata ASP-R7 Regular |
価格 | 18,590円(arata、2025年2月時点) |
重量 | 584g |
収納重量実測(収納袋・備品 込み) | 652g |
形状 | エアーマット |
使用サイズ(長さ x 幅 x 厚さ) | 183 x 56 x 8 cm |
収納サイズ | 直径10 x 長さ25cm(実測:直径10 x 長さ23cm) |
材質 | TPUフィルム、熱線反射PETフィルム |
R値 | 6.7 |
対応温度 | -30°C |
色 | (White) |
付属品 | Pump Sack, Storage bag, Repair seals x 2 |
収納重量実測

実際にパッキングする状態(本体 + Pump Sack + Storage bag + Repair seals x 2)での重量は、652g でした。
収納サイズ


収納サイズは、直径 10 x 長さ 23 cm。製品仕様より、少し長さが短いです。
設営

従来同様、まずテント室内に透湿・防水・遮熱機能を持つタイベックシルバーを敷きます。

空気入れ口は、FIELDOOR ウルトラライト エアーマットと同じ構造。2段になっていて、1段目を外して Pump Sack をはめ込み空気を入れます。2段目を外すと、空気が抜けます。
いずれも、ガッチリはまっていて外れにくいのですが、特に1段目が外れにくい(汗)

エアーマット裏面を上にして、Pump Sack(手前)を空気入れ口にはめ込んだ状態です。Pump Sack に空気を集めて、エアーマットに送り込みます。約6.5回繰り返すと、満タンになりました。
この時はテント外で膨らませていますが、エアーマットの天敵:尖ったものがあるとパンクするリスクがあります。このため、最近はテント内で膨らませるようにしています。ただ、小さなソロドーム1内に、でかくて固い体なので、苦労しています(汗)

膨らませて、表面を上にした状態。白がキレイw 裏面は、黄色味がかっていて蛇柄のように見えます。こちらも好み。

arata ASP-R7 Regularに、シュラフ(エンバー Eb II レギュラー)をベルトで固定します。

ひっくり返して、出来上がり。
デビュー戦
2月の林崎・松江海岸でデビュー戦。就寝時(1時)の気温7.0度、起床時(7時)の気温7.3度と穏やかな気候ではありましたが、朝までグッスリ。もちろん背中は、寒くありませんでした。
睡眠は、気候の他にも体調など多くの要因が関係するので、一概に言えませんが、キャンプで、こんなに寝れたのは初めてですw
その後も何度か使用したのですが、就寝時、エアーマット内の空気が冷えていて、体温で空気が温まるまで寒く感じることがありました。カイロなどで、空気を温めておくとよいかもしれません。これは、エアーマットあるあるなのかもしれませんが…
まとめ
キャンプ道具、最後の大物:冬用キャンプマットとして、arata ASP-R7 を購入。林崎・松江海岸でデビュー戦で、キャンプ生活で最高の睡眠を経験。高価でしたが、買ってよかったw