CAPTAIN STAGオーリックをEVERNEWアルコールストーブにして軽量化
ULキャンプ道具の第二弾は調理用燃料器具です。CAPTAIN STAG オーリック小型ガスバーナー(以下オーリック)を EVERNEW チタン製アルコールストーブ(以下EVERNEWアルスト)にリプレースして実測で約476gの軽量化を実現しました。
ULキャンプ道具
バックパックキャンプを目指してULキャンプ道具に装備を変更していきます。軽量&コンパクト、そしてミリタリー、コスパがキーワードです。
はじめに
オーリックは初めて買った調理用燃料器具です。安価でコスパが良いシングルバーナーで、初心者キャンパー向けとのネットの評判を見て購入しました。ただ燃料を含めると、ある程度の大きさがあり、600g以上の重量だったのでUL化を検討してみました。
候補になったのは EVERNEW アルスト。よく見るキャンプ系 YouTuber の方が使っているのを見て興味を持っていました。インフルエンサーの影響は絶大ですね 😉
オーリック v.s. EVERNEWアルスト 仕様比較
オーリックとEVERNEWアルストの仕様を比較してみます。オーリックは少し本格的な料理、EVERNEWアルストはお湯を沸かす程度の簡単な料理をする用途なので、異種格闘技戦ですが(^_^;
EVERNEWアルストは、強火で使うためにダイソーの燃料用五徳(11cm)(以下ミニ五徳)を追加購入しています。
品名(出典:リンク先) | CAPTAIN STAG オーリック 小型ガスバーナーコンロ M-7900 | EVERNEW チタンアルコールストーブ EBY254 | UL後の差分 |
価格 | 3,203円 (amazon, 2021年1月時点) | 2,874円 2,764円(EVERNEWアルスト、amazon, 2022年7月時点) 110円(ダイソー 燃料用五徳[ミニ五徳]) | -329円 |
本体重量 | 300g(ガスバーナーコンロのみ) | 79g 34g(EVERNEアルスト) 45g = 15g×3枚(ダイソー 燃料用五徳(11cm)) | -221g |
燃料重量 | 230g(レギュラーガスカートリッジCS-250) | 60g(燃料アルコール60ml+容器の概算) | -170g |
本体サイズ | 幅125×奥行125×高さ85mm(ガスバーナーコンロのみ) | 外径7.1(内径3.9)×高さ4.2cm | – |
本体収納サイズ | 幅117×奥行105×高さ65mm = 798,525立方mm (ケース収納時) | 幅71×奥行71×高さ42mm = 211,722立方mm (立方体と想定) | -586,803立方mm |
燃料サイズ | 幅110×奥行110×高さ90mm = 1,089,000立方mm (レギュラーガスカートリッジCS-250、立方体と想定) | 幅39×奥行39×高さ84 = 127,764立方mm (Seria 調味料ボトル 60ml、立方体と想定) | -961,236立方mm |
材質(品質) | ゴトク:鉄(クロムめっき) バーナートップ:ステンレス鋼 器具せん:真鍮 | チタニウム | – |
燃料 | ガス(OD缶) | 燃料アルコール |
価格はEVERNEWアルスト(ミニ五徳含む)の方がオーリックより約300円安い程度で、ほぼ同額。オーリックはシングルバーナーの中ではコスパが高く、EVERNEWアルストは他のアルストに比べると高価な印象です。
本体重量は、こちらもEVERNEWアルスト(ミニ五徳含む)がオーリックより約220g、燃料は約170g、合計で約390g軽いですね。ただ燃料は、オーリックが未使用OD缶、EVERNEWアルストは Seria 調味料ボトル 60mlに燃料アルコールを満タンにした重量です。

オーリックは約1年半ぐらい使用しました。初日の昼食、翌日の朝食で料理をしましたが困ることはありませんでした。ただ、インスタント食品やコーヒーのお湯を沸かしたり、ソーセージや目玉焼きを焼く程度の簡単な料理?なので、完全にオーバースペックだと感じていました(^_^;

一方、EVERNEWアルストはお湯を早く沸かすことを追求した商品です。まさに自分のキャンプスタイルにマッチします。実際に使うまでは、こんな小さいのでお湯が沸くのか半信半疑でしたが、見事に沸騰したお湯を見てちょっと感動しました 🙂
ただ、着火にマッチかターボライターが必要だったり、火が安定するまで約30秒ぐらい様子を見る必要があったり、燃料用アルコールは引火しやすく危険だったりと、取扱いはシングルガスバーナーより注意が必要です。
慣れてくれば炊飯や簡単な料理もできるようなので、チャレンジして使いこなせるようになりたいです 🙂
梱包重量実測

オーリックの本体重量は300gですが標準ケースに格納すると388gでした。燃料のOD缶(CS-250)満タンだと230gなので合計618g。ただ、クッカーは CAPTAIN STAG のカートリッジクッカーセット820ml(M-8579)を使っているので、OD缶(CS-250)がすっぽり収まり嵩張りません 🙂

一方のEVERNEWアルストはミニ五徳を含めて82g。Seria 調味料ボトル 60mlに燃料アルコールを満タンにした約60g(*1)を加えても約142g。オーリック一式よりも約476g軽いです 🙂
*1:燃料用アルコールはメタノール75%、エタノール25%の成分ですが、1mlは1gより軽いそうです。
製品サイズ比較

使う状態で並べて上から見ると意外に大きさに違いがありません。オーリックのコンロ?の円の直径は約8.5cm、EVERNEWアルストの外径が7.1cmで約1.4cmしか違いません。
収納サイズ比較

収納サイズもEVERNEWアルストの方が小さいですが、思ったほどの差はありませんでした。オーリックもケースに入れない収納をすれば、もっとコンパクトにできるかもしれません。
EVERNEWアルスト・スタッキング

Seria 調味料ボトル 60mlに燃料アルコールを注いで、これをEVERNEWアルストにIN。

「噂通り、シンデレラフィット 🙂 」
ダイソーのミニ五徳は、同じくダイソーの合皮コードバンドでまとめています。

CAPTAIN STAG のカートリッジクッカーセット820ml(M-8579)の底にEVERNEWアルスト、ミニ五徳、コーヒーセット等を入れます。クッカーの蓋は下に敷いています。

最後はダイソー真空2重ステンレス缶ホルダー(350mL缶対応)を逆さまにしてEVERNERアルストに被せます。アルストの上の中段以上が缶ホルダー内に収まります 😉 これをバンダナで風呂敷のように包むヒロシスタイルでまとめます。
EVERNEWアルストの火加減

EVERNEWアルストは中段と上段の2ヶ所から炎が出ます。ミニ五徳でアルストとクッカーの間を空けて、2ヶ所から炎を出すことで強火にします。

弱火にする場合はアルストに直接クッカーを乗せて上段の炎を塞いで中段の炎だけにします。
まとめ
料理をしない徒歩キャンパーにはオーリックはオーバースペックでした。EVERNEWアルストは、自分のキャンプスタイルにあっていて、かつUL化でき大満足です 🙂
キャンプスタイルが確立していない初心者は、必要最低限のキャンプ道具から始めるのが良いと改めて実感しました。