【兵庫県】KOBE川の音ベース/2025年梅雨直前の清流 バックパック徒歩キャンプ
梅雨直前、神戸市北区の「KOBE川の音ベース」に、バックパックを背負って徒歩キャンプに行ってきました。兵庫県で4箇所目、初めてのキャンプ場です。アクセスやキャンプ場の紹介、蛍とカジカガエルの歌声に癒やされたキャンプの様子をお伝えします。
目次
アクセス
KOBE川の音ベースは、兵庫県神戸市北区の山間部にあるキャンプ場です。いくつかのアクセス経路がありますが、今回は、大阪駅からJR・神戸市営地下鉄・神戸電鉄・神戸市バス・徒歩でアクセスしました。
まずは、JRで大阪駅から三ノ宮駅まで新快速で移動。

神戸市営地下鉄西神(せいしん)・山手線に三宮駅で乗り換えて、谷上駅へ。

谷上駅の同じホームの反対側で、神戸電鉄有馬線に乗り換えます。

約3分で箕谷駅に到着。ここまで、大阪駅から約1時間程度(移動・待ち合わせ時間含む)です。

箕谷駅の改札を出て、前の道を少し下ると神戸市バス 箕谷駅前バス停があります。

近くにあるスーパーで買い出ししてから、神戸市バス111系統 衝原行きに乗車。キャンプ場最寄りの大滝口バス停に、約4分で到着です。

国道428号線沿いに、大滝口バス停があります。右奥の青い道路案内標識の下に見えるバス停が、箕谷駅発の大滝口バス停。手前が、箕谷駅行きの大滝口バス停です。

国道428号線を少し戻って、交差点を左折(北進)します。

しばらく進むと、KOBE川の音ベースの案内板が左手に見えてきます。この道路を横断して、側道を下ります。

すると、側道の下に、川の音ベースの第1駐車場が見えてきます。駐車場近くで、他のお客さんの対応をされていたスタッフの方に声をかけられました。予約している旨を伝えると、

「後で戻るので、先に行って、待っていて下さい。」
とのこと。

第1駐車場の横の道路から、徒歩でキャンプ場まで山道ハイキング開始(約1km)です。

車1台だけが通れる細い道を進みます。駐車場に車を置いて、徒歩でキャンプ場まで移動するのは、道が細く荒れているからと推測。

キャンプ場まで、あと800mの看板。この辺りで蚊に急襲され、慌てて、虫よけスプレーを体中に噴射。とうとう、虫の季節になってしまいました(泣)

小川に沿って、緩やかな山道が続きます。

キャンプ場まで、あと500m。

ゆっくり歩いて、大滝口バス停から約30分で到着。Google Map ルートだと徒歩約20分ぐらいです。駐車場で会話したので、特にチェックイン手続きはなく、そのままサイトへ。
買い出し
少し話を戻して、箕谷駅近くのスーパーマルハチ箕谷店にて買い出し。箕谷駅から徒歩約5分の距離です。


店内は広く、通路もゆったり。お酒の種類が豊富です。

肉や魚も所狭しと陳列されていて、何でも揃いそうな勢い。ほとんどの食材は、揃いそうです。

サイト紹介

※写真の文字を一部削除
SITE A バイオトイレの壁に、場内の地図があります。左下から右上に伸びるクリーム色の線は、場内のメイン通路です。左下が入口で、受付がある辺りです。入口から、SITE A,B,C の順に川沿いにフリーサイトが広がります。なっぷでネット予約が可能です。
SITE A 川遊びサイト

受付から道路を挟んだ反対側にある区画です。イベントなどで利用するようで、当日もチェアなどが設営されていました。

SITE A には、川の対岸にも区画があります。川遊びなどファミリーキャンプ向きとのこと。
SITE B 野営サイト

おそらく一番広い SITE B 野営サイトの入口です。比較的狭い区画が多く、ソロキャンプ向きとのこと。写真の小道をまっすぐ上ると、北東エリアです。

SITE B を一番上まで上った北端にある、小川の傍の小さな区画です。ソロドーム1なら、なんとか設営できそうなスペース。端なので、小川に向かって設営すれば、プライベート空間が確保できそうです。

SITE B 北東の辺りを、北端の区画から見下ろした写真です。左側に小川が流れています。ご覧の通り、樹木が多いのでハンモックが設営できそうです。

SITE B 中央付近です。少し斜面が多いので、平らな区画を探して、テントを設営することになりそうです。

SITE B 南東エリアは、メイン道路に近く、比較的広い区画が確保できそうです。当日は、3人のグループがデイキャンプをされていました。

南西エリアも、比較的広い区画が確保できそうです。

SITE B メイン道路の南側にある川辺エリアです。右手にメイン道路があります。写真の区画は、2人で小さめのテントを設営されていました。

SITE B 川辺エリアの少し広めの区画です。

SITE B 川辺エリア対岸に、赤い旗が目印の SITE A 対岸区画が見えています。
SITE C 悠々サイト

SITE B からメイン道路を奥に進むと、SITE C 悠々サイトがあります。比較的、広い区画があります。

SITE C の南西の川辺に、テントから煙突、小川の中に2つの椅子。テントサウナの設備だと思います。

SITE C 南端、川辺から少し上がった所にある区画です。ツーリングドームST(2人用)ぐらいであれば、設営できそうな広さです。この北側には、ソロドーム1なら設営できそうな少し狭い区画があります。どちらも、樹木に囲まれているので、プライベート空間が確保できそうです。
Coleman(コールマン) テント ツーリングドーム ST 1~2人用 キャンプ アウトドア フェス 収納 コンパクト 簡…

SITE C 西エリアの川辺に、グルキャンができそうな横長に広い区画があります。写真には写っていませんが、左手に4人用テントが設営されています。

SITE C 北端、メイン道路の終点です。広いスペースがありますが、ご覧の通り、奥に不要な備品などが置かれていて、地面もデコボコです。ここでキャンプするのは厳しそうです。

メイン道路終点から少し下った川辺にある区画。川に下りることができ、眺めの良い、ソロドーム1がピッタリ設営できる広さです。スタッフの方にも紹介され、一目で気に入ってしまい、キャンプ地に決定w
設備紹介
受付

キャンプ場入口にある受付です。受付で、薪や水の販売、キャンプ用品のレンタルができます。上下水道がなく、徒歩キャンパーは荷物が重くなるので、水は購入するのがベターです。なお、自動販売機はありません。また、洗い物はできませんので注意してください。
炭・ゴミ捨て場

SITE A にある、炭捨て場・ゴミ捨て場です。ゴミは分別が必要です。

SITE C のメイン道路の脇にも、炭捨て場があります。
バイオトイレ

トイレは、微生物が排泄物を分解・処理するバイオトイレです。こちらは、SITE A にあるバイオトイレ。

SITE B にも、バイオトイレがあります。左手に、手洗い用のウオータージャグがあります。

バイオトイレのドア上部に、ランプが付いています。上から、
- 使用禁止
- 使用回数超過
- 給水
のランプ。1日の使用回数が50回を超えるとドアがロックされるので、この場合は電話で連絡して欲しいとのことです。
Wi-Fi
受付付近、SITE B バイオトイレ付近に Wi-Fi があります。
SITE B は、あの STARLINK でした。初めて使いましたw この電波が、SITE C の西エリア辺りまでは届きます。ただ、北の川辺区画になると、電波が微弱になります。
また、北の川辺区画では、携帯電話の電波もアンテナ1本ぐらいまで弱くなります。野営感が出て、個人的には好きですw
常夜灯@SITE C

SITE C 悠々サイトから、近くのトイレまでの道沿いには常夜灯があるので、明るくて安心です 🙂
テント設営
前述の通り、SITE C 悠々サイトのメイン道路終点近くの川辺区画にテントを設営。Google Map のピンの辺り(のはず)です。

ソロドーム1が、本当にジャストサイズの区画。1段上がった所に見えるのは、メイン道路です。

後ろから見るとこんな感じ。目の前に小川と森が広がっていて、プライベート空間も確保できる、文句なしの区画ですw

上を見上げると、樹木に覆われて空は見えません。小川と森に囲まれた空間。体と心が浄化されていくようですw
テント設営後は、小川を眺めながら、サンドイッチとコーヒーでランチ。川のせせらぎと、鳥の鳴き声が BGM。

「あ~、癒やされるわ~。」

清流の力
SITE C 悠々サイトの小川を上流に少し上ると、メイン道路終点の奥に、小さな滝があります。

「マイナスイオン、半端ないなあ。」
夜になると、なんとも心地のよい鳴き声が聞こえてきました。後で調べてみると、清流の歌姫:カジカガエルの鳴き声。
さらに、ホタルが1匹、テント前の小川の上に現れ、ふわりふわりと上流に飛んでいきます。この光景が、10回以上続きました。
カジカガエルにホタル、まさに「清流」です。
森の宴会

川の音ベースは、落ちている木は焚き火に使用してもOKとのこと。頑張って薪拾いしたところ、この日は十分な薪を集めることができました。ただ、季節や日によって、薪が集められない場合があると思うので、薪を購入(1束5kg 800円)するのが無難です。

目の前に小川が流れているので、お決まりの天然クーラーでお酒を冷やします。ただ、梅雨前の時期は、水温も高めだったので、あまり冷えませんでした。それでも、雰囲気は抜群です。
日が暮れ、お楽しみの宴会スタート。まずは、網焼きステーキ。シンプルに塩こしょうで焼くだけでも、外で食べると格別です。
続いて、餃子と焼売をホットサンドメーカー:Montagna(モンターナ)で蒸し焼きに。お酒が進みますw



サイドメニューには焼きおにぎりと枝豆も添えて、徒歩キャンパーでも準備しやすいメニューにしました。

「茶色ばっかりやな」
まとめ
「KOBE川の音ベース」は、山の自然を満喫したいバックパックキャンパーにオススメのキャンプ場です。
キャンプ場まで、心地よいせせらぎを聞きながら小川沿いを歩くのも一つのイベント。薪拾いOKな環境は、野営心をくすぐります。また、キャンプ場を横断する小川は、梅雨前なら、ホタル観賞とカジカガエルの歌声を楽しめるほどの清流。
暑い季節がやってきたので、今シーズンは、これにてキャンプ終了です。来シーズンでは、是非とも「KOBE川の音ベース」で秋キャンプを楽しんでみたいと思います。
場所 | KOBE川の音ベース |
移動手段 | 電車、バス、徒歩 |
日程 | 1泊2日 |
ベースウエイト | 10.26 kg(夏装備) |
手持ちウエイト | 2.56 kg |
気温/湿度 | 14時:20.0度/81% 16時:19.9度/84% 18時:19.0度/87% 21時:17.3度/84% 00時:17.3度/85%(テント内) 06時:17.3度/87%(テント内) |
費用 | 8,200円 |
費用明細
食費 | 1,500円 | 夕食、朝食 |
酒代 | 1,000円 | |
キャンプ場入場料 | 500円 | |
キャンプ場 利用料 | 3,000円 | ソロキャンプ(1名)、1泊 |
旅費 | 2,200円 | 電車、往復(大阪〜[JR]〜三ノ宮/三宮〜[神戸市営地下鉄]〜谷上〜[神戸電鉄]〜箕谷/箕谷駅前~[神戸市バス]~大滝口) |
合計 | 8,200円 |