【断念】DDタープのシームテープ貼り替え
約2年間使用していたDDタープが雨漏りするようになり、自宅でシームテープの貼り替え作業に挑戦しました。シームテープは、タープなどの縫い目から入ってくる雨水を防ぐ防水加工用テープです。雨キャンプでテストしたところ、再び雨漏りが発生。シームテープがうまく貼れず断念。
目次
雨漏り
2021年夏にDDタープを購入して約2年。夏の暑い日差し、雨キャンプと過酷な環境を共にしてきました。
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2023年秋、六ツ矢崎浜オートキャンプ場で久しぶりの雨キャンプ。首元に雫が… 見上げるとDDタープから雨漏り(泣)。タープ全体に広がっています。

よく見るとシームテープの辺りから雨漏りしています。貼り替えが必要みたいです。
シームテープとは、
テントやタープの縫い目から入ってくる雨水を防ぐのに便利な防水加工用テープです。
【出典】CAPTAIN STAG M-8380 シームレステープ
シームは縫い目のこと。硬式野球のボールのシームの方が有名かもしれません。フォーシームとかツーシームとか 😉
シームテープ
シームテープは CAPTAIN STAG シームレステープを使用しました。CAPTAIN STAG の商品名は、シームテープじゃなくてシーム「レス」テープなんですね。
道具と作業場所
シームテープの貼り替えに必要な道具は次の通り。
- ハサミ
- アイロン
- アイロン台
- 当て布(今回は化繊のバンダナ)

作業場所に悩みましたが、自宅のベランダで実施。屋外で使うタープを室内で広げるには抵抗があるので…
室外機の上にアイロン台を置くとピッタリのサイズ。立って作業できるので腰にもやさしい 🙂
貼り替え前


貼り替え前のDDタープを内側から見た写真です。シームテープが茶色くなって剥がれかけているのがわかります。
古いシームテープを剥がす

手順は CAPTAIN STAG シームレステープ の裏面に記載があります。

まず古いシームテープを剥がします。


全部剥がすとこんな感じ。なんか裸になったみたいで恥ずかしい(笑)
直線の縫い目にシームテープを貼る

次に直線の縫い目にシームテープを貼ります。シームテープを縫い目に沿ってまっすぐ置きます。

その上から当て布のバンダナをそっと置きます。乱暴に置くとシームテープが風でずれてしまうので注意が必要です。
化繊のバンダナなので、手順通りアイロンを約120度に加熱。当て布の上からアイロンを約30〜40cm程度、軽くあてて押さえます。

当て布を慎重に取って、シームテープが透明になっていることを確認します。

タープをずらしながら、これを繰り返して直線の縫い目の最後までシームテープを貼ります。途中にあるループ裏の縫い目は後で貼ります。
リカバリ

こちらはシームテープがずれてしまった失敗例(泣)

こんな時は失敗したシームテープを途中まで剥がします。

剥がしたところからシームテープを置きます。

アイロンで押さえてリカバリ完了です。
ループ裏の縫い目にシームテープを貼る

外側にループがある箇所の裏の縫い目にシームテープを貼ります。裏がデコボコしているので少し貼りにくい。
失敗

シームテープをハサミで短く切り、縫い目に沿って置きます。

当て布を被せてアイロンをかけます。


「ああっ、失敗や」
当て布にシームテープが貼りついています。原因は、シームテープの表裏の間違い。切断したシームテープの接着面を上にして当て布を置いたので、当て布にシームテープがくっついてしまいました。
リールからシームテープを引き出せば、下側(内側)が接着面です。
成功

接着面を下にして縫い目に沿ってシームテープを置きます。作業を簡単にするため、まず横3本だけにしています。

当て布をしてアイロンをかけると、うまくいきました 🙂

次に縦2本のシームテープを置き、アイロンをかけます。

うまく貼り付けることができました 🙂
完成


準備と撮影を含めて約1時間ぐらいで完成。茶色で剥がれかけていたシームテープがキレイな透明の新品になりました 🙂 ただ、冬のベランダは少し寒かった(泣)
シームテープ貼り直し
アイロンレベル5の私がシームテープを張り替えたのですが、何度か使っているうちに剥がれる箇所が出てしまいました(泣)
再挑戦しようとしたのですが、アイロンレベル80(当社調べw)の方にやって貰えることになりました。結局、ほとんど剥がして、貼り直してもらうことに(汗)
レベル80の人から聞いたコツは、シームテープの幅(20mm)が狭いため、2本のシームには2本のテープを使用するとのこと。
- 1本目のテープ:シーム2本を覆うように貼り付けます。貼る際は、右側のシームがテープの右端にくるようにします。
- 2本目のテープ:1本目のテープの上から貼り、左側のシームがテープの左端にくるようにします。

結果として、テープ幅1.5本分で2本のシームを覆う形になります。明らかに、キレイに丈夫そうに貼れています。さすがです。感謝。
雨キャン テスト

シームテープを貼り直して臨んだ、六ツ矢崎浜オートキャンプ場での雨キャンプ。日中に降り出した雨で、心配していたループ周辺に雨が少し侵入してきました。

「やばい…」

夜になって、本格的な雨になると、完全に雨漏りしてしまいました(大泣)

DDタープの内側全体に水滴が付いています。

応急処置として、ソロドーム1のキャノピーをDDタープのループにロープで固定し、なんとか一晩だけ雨漏りを防ぎました。

翌日確認してみると、シームテープが透明のまま浸水していない箇所もあります。ただ、ほとんどは浸水して白くなって浮いていました。シームテープの貼り付けが、うまくできなかったのが原因と思われます。アイロン上級者でもダメだったので、シームテープの施行は難しいのかもしれません。
ChatGPT に聞くと、シームを目止め(小さい穴を塞ぐこと)して防水性を高めるシームグリップと呼ばれる接着剤があるとのこと。次は、これでチャレンジしてみたいと思います。
まとめ
約2年間使用した DDタープ 3×3 のシームテープを約1時間で貼り替えました。アイロン上級者に貼り直してもらったのですが、実際の雨キャンプでは敢えなく雨漏りが発生。シームテープの施行がうまくできなかったようです(泣)
次は、シームグリップと呼ばれる接着剤で、再チャレンジしてみたいと思います。それまで、雨キャンはお預けです…
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