【兵庫県】丸山県民サンビーチ@赤穂市/2024年冬の牡蠣とバックパック自転車キャンプ〜後編〜
2024年2月、兵庫県赤穂市の丸山県民サンビーチに、バックパックを背負ってソロキャンプに行ってきました。知明湖キャンプ場に続いて兵庫県では2箇所目、初めてのキャンプ場を、電車とレンタサイクルで攻めてみました。
前編/後編でお届けします。
施設紹介

入り口を入ると、すぐに駐車場があります。

駐車場の隣、海側に「壱枚乃絵 海辺のテラスカフェ」があります。

駐車場近くのトイレです。駐車場に近いサイトの方は、このトイレが便利です。

駐車場近くに自動販売機が3台あります。駐車場に近いサイトが、いろいろと便利そうです。

テントサイト下の小さな広場に炊事棟(中央)があります。真ん中にかまど、両脇に洗い場があります。駐車場に近いサイト・林間広場サイトのキャンパーも、この炊事棟を利用していました。

炊事棟(中央)の横に炭捨て場があります。ゴミ捨て場はなく、持ち帰りです。

中央付近に管理棟がありますが無人です。風を避けるように、管理棟の軒下にテントを設営されている方もいらっしゃいました。

シャワー室が管理棟の東側にあります。海水浴場向け設備のような気がします。

管理棟の裏(山側)にトイレがあります。キレイに清掃されており、個室は和式・洋式どちらもあります。トイレットペーパーも備え付けられています。男女別で中央に多機能トイレもあります。

テントサイトの奥(東端)にも炊事棟があります。海側に洗い場、山側にかまどがあります。残念ながら、かまどの裏にゴミが捨てられていました…
丸山海岸

丸山県民サンビーチは、赤穂御崎の丸山海岸沿いにあります。

東には赤穂御崎、その向こうには小豆島が見えます。

西の海は、右手に家島諸島、瀬戸内海を挟んで左手に坂越湾があります。

南には姫路市の家島諸島が見えます。採掘であらわになった白い山が印象的です。

海水浴場とのことですが、砂浜ではなくて石が多いのでビーサンが必要ですね。

丸山県民サンビーチの東の端です。ゴツゴツして荒々しい岩が多い。瀬戸内海は優しいイメージだったので、意外な風景でした。
トンビ襲来
夕方、テント周辺をトンビがかなり低空で飛行。琵琶湖のキャンプ場で見慣れていますが、こんなに近くで飛ぶ姿を見るのは初めて。「トンビが鷹を生む」の凡庸なイメージが浮かびますが、大きくて立派な猛禽類でメッチャ怖かった。
本日の宴会場

海岸やテントサイトを歩いて集めた薪はこれだけ。流木・落枝とも期待できないので、薪は持ち込むのが正解です。なお、直火は禁止なので焚き火台が必要です。

トートバッグに CANIS 薪を0.5束、持参しました。トートバッグの詳細は次の記事をご覧ください。

夕方ぐらいまで風速4Mぐらいの北西の風がテントの後ろから吹いていました。西側に少し大きめの石で風防を作ってみました。あまり効果はありませんでしたが…

本日の宴会場です。キャンプ歴4年で、やっと満足できる感じになってきました 🙂
冬の坂越で牡蠣三昧
日が沈むと風がおさまったので、焚き火開始。時おり北西の風が吹いて火が暴れます。

最初のメニューは、殻付生かき。兵庫県産の養殖と記載があります。坂越産かは不明です。

ネットで調べたレシピに従い、鍋の底にアルミホイルを敷き、殻の丸みのある方を下にして並べます。底に水を入れて蓋をし、蒸し焼きにします。

「湯気が出て、うまそ〜」

しゃぶしゃぶ用に持ってきたポン酢で頂きました。

「うま〜」
急遽決めたメニューでしたが、うまく出来て良かった 🙂


メインは豚しゃぶ。こちらも湯気がたまりません。


仕上げは相生産の生カキ。こちらもポン酢で頂きました。
冬の坂越で牡蠣三昧のキャンプ。計画した訳ではないのですが、いいテーマのキャンプになりました 🙂

食後は熱燗をチビチビやりながら、まったり過ごします。焚き火で熱燗を温めるのが、冬キャンプの楽しみのひとつです。この絵がたまりません 🙂

「やっぱ、冬キャンプええなあ~」
気まぐれな冬の夜空

天気が変わりやすく、雲が流れて晴れた時は、オリオン座がきれいに見えました。

21時頃、東の海から満月に近い月が浮上。幻想的 🙂

そうかと思うと、おどろおどろしい南の空。コロコロ変わる冬の夜空の天気ショーも楽しめました:)
夜明け

夜明け前に起きて、瀬戸内海に昇る朝日を鑑賞。海や琵琶湖など水平線が見えるキャンプ場は、朝日や夕焼けが楽しみの一つ。

前夜からの雲が広がって、幻想的な雰囲気でした。

9時ごろには青空が広がり快晴に 🙂

朝食は、しゃぶしゃぶの出汁を使った、うどん。温かいうどんが、冷えた身体に染み渡りました。
坂越湾サイクリング
快晴になり、自転車もあるので、坂越湾をサイクリングしてみました。

丸山県民サンビーチを出発して、2つの坂を越え、坂越トンネルの辺りまで戻ってきました。ここから海沿いの県道458号を走ります。

県道458号に沿って、海側に坂越湾歩道が坂越港まで続きます。

歩道が終わると、こじんまりとした坂越港があります。

坂越港の沖にある生島(いきしま)を見ながら、ペタルを漕ぎます。平日だったせいか、交通量は少なく走りやすかったです。

県道458号が山に入る手前、鍋島が見える坂越湾の奥に到着。ここでUターン。
坂越港から鍋島までの県道458号はアップダウンもなく、気持ちのいいサイクリングコースです。こちら側にキャンプ場があるといいのですが…
海の駅しおさい市場

途中、坂越カキを販売している海の駅しおさい市場に寄ってみました。

入口を入ると、右手に牡蠣の加工場が並んでおり、販売している加工場もあります。

加工されたと思われる牡蠣が山積みになっていました。

食べ放題など、牡蠣を食べられる店舗もあります。

直売所もあり、ここで色んな牡蠣を買うことができます。

ここで初日に牡蠣を買って、本物の坂越カキをキャンプ飯にするプランもありかもしれません。
まとめ
初めて訪れた丸山県民サンビーチでのソロキャンプは、1泊2日の充実した時間を過ごすことができました。初日は薄曇りで風が強かったものの、翌日は快晴で美しい坂越湾サイクリングを堪能。冬に坂越カキでキャンプ、定番にしてもいいかもしれません。徒歩キャンパーにはアクセスが厳しいですが…
場所 | 丸山県民サンビーチ |
移動手段 | 電車、バス、徒歩、自転車 |
日程 | 1泊2日 |
ベースウエイト | 12.49 kg |
手持ちウエイト | 3.41kg(薪0.5束含む) |
気温と湿度 | 15時:気温16.3度、湿度37% 18時:気温5.7度、湿度52% 20時:気温3.9度、湿度60% 07時:気温2.8度、湿度78% |
費用 | 7,890円 |
費用明細
食費 | 2,000円 | 昼食、夕食、朝食 |
酒代 | 1,000円 | |
施設利用料 | 0円 | 無料 |
薪(持ち込み) | 350円 | CAINS 広葉樹 薪 0.5束 |
旅費 | 4,540円 | 電車、バス、往復(JR:大阪〜姫路〜坂越;3,960円[往復]、レンタルサイクル:坂越駅600円[2日間]) |
合計 | 7,890円 |