【奈良県】くろんど池自然公園/2023年初夏の山間ため池バックパック徒歩キャンプ〜前編〜

2023年初夏、奈良県生駒市にあるくろんど池自然公園に1泊2日のバックパック徒歩キャンプにソロで行ってきました。奈良県2ヶ所目のキャンプ場です。前編・後編でお届けします。

アクセス

くろんど池自然公園は奈良県最北の生駒市高山町にある自然公園です。北と西は大阪府、東は京都府の県境に位置します。

公園内に予約不要(不可)・先着順のキャンプ場があります。以前から生駒周辺のキャンプ場を探していたのですが、やっと徒歩キャンプできそうなところが見つかりました 🙂

近鉄けいはんな線・学研北生駒駅

大阪駅からはJR環状線に乗って森ノ宮駅で下車。大阪メトロ中央線に乗り換えて近鉄けいはんな線の学研北生駒駅で降ります。途中の生駒駅での乗り換えがない直通電車もあります。

スーパーセンターオークワ生駒上町店(左奥)

ここで少し寄り道して学研北生駒駅の近くにあるスーパーセンターオークワ生駒上町店で買出し。駅近くの道路(ならやま大通り)を渡って高架の下に沿って少し歩けば歩行者用の入り口が見えてきます。写真の下に見えているのがならやま通り、左奥がオークワ生駒上町店です。

奈良交通バス停@学研北生駒駅

学研北生駒駅からは奈良交通バスの153系統の傍示(ほうじ)行に2番乗り場から乗車。バス待ちの間に???なバスの乗り方案内板を発見。いくら読んでも意味がわからない(*_*) ドキドキしていましたが、他のお客さんの真似をして前扉から乗車してICカードをタッチ。

「助かった〜」

奈良交通バス

降りる時も真似をして、ICカードをタッチして前扉から降車。バスには前と後ろに扉がありますが、前扉しか使いませんでした。

後で調べると「申告後払い方式(駅 → 住宅地)」と呼ばれる乗降方法とのこと。学研北生駒駅は「始発以外のバス停」なので前扉から乗車してICカードをタッチ。降車もICカードをタッチして前扉から降ります。

高山狭戸(たかやませばと)バス停

降車したのは高山狭戸(たかやませばと)バス停。最寄りのバス停は獅子ヶ丘団地口バス停のはずなんですが、ジョルダンで時刻表検索しても該当するバス停がなく検索できません。生駒の運行系統図を見て近くのバス停をいくつか検索してみると高山狭戸バス停がヒットしたのでした…

「なんでやろ?」

高山溜池

高山狭戸バス停のすぐ近くに高山溜池があります。くろんど池の北東にある溜池で、この北側の道路に沿ってくろんど池まで徒歩で移動します。

高山溜池の北側に回り込むため北上すると、くろんど池への案内標識を発見。7号道路は枚方大和郡山線です。

獅子ヶ丘団地口バス停

少し歩くと最寄りバス停の獅子ヶ丘団地口バス停を発見。後で調べると獅子ヶ丘団地口は「自由乗降指定地」と呼ばれるバス停。奈良交通の公式情報が見つからなかったのですが、降車ボタンを押せば通常のバス停と同じように降りることができ、手を挙げれば乗車も可能なようです…

枚方大和郡山線

獅子ヶ丘団地口バス停の先を左に折れて枚方大和郡山線に沿って進みます。ほとんどは片側に歩道があるので安全に歩けます。

高山狭戸バス停から約20分ぐらい歩くとくろんど池の入り口に到着です。

テント設営

キャンプの受付は、15時までに敷地内にある「くろんど荘」または「松美荘」で料金を支払います。今回はくろんど荘で支払いました。小さなソロドーム1なのでキャンプ(1泊)小+環境管理協力金で1,400円でした。

くろんど荘(ピンクの看板の前がお店の入り口)
松美荘

フリーサイトなので池を見渡せる場所を探して Google Map の赤いマーカの場所にテントを設営。結果的にトイレの近くになりました 🙂

平日金曜日にチェックインしたので、かなり空いていました。私を含めて4組ぐらい。ただ、池を一望できるような場所はほとんどなく隙間からチラッと見える程度。

この日は曇り空で、テント設営を終えた14:30頃で気温28.2度、湿度49%でした。

サイト紹介

くろんど池には3つのサイトがあります。すべてフリーサイトです。

くろんど池のほとり(仮称)

松に囲まれた広場@くろんど池のほとり

お店の方に聞くと、松美壮やくろんど壮の前のくろんど池のほとりはキャンプNGです。松美壮から見て左前の松で囲まれた小さな広場から左手の第三駐車場前までのくろんど池のほとりならキャンプ可能とのこと。ただ、敷地内の地図には記載がないのでチェックイン時にお店の方に確認してください。

デルタ地帯@くろんど池ほとり

一番池の見晴らしがいいのは第三駐車場前のデルタ地帯。中くらいのテントなら張れそうです。最初ここにテントを張ろうかグランドチェアに座って景色を眺めながら思案していたところ、おっちゃんが声をかけてきました。

「そこに張ろう思っとったんよ。先に張るんなら、ええんやけど…」

このデルタ地帯は池の見晴らしはいいんですが、自動車も通る道路がすぐ横にあります。前述のテントを設営した場所の方が騒音が少ないと判断して、おっちゃんに譲りました。ただ、おっちゃんはデイキャンプだったので夕方には撤収していましたが…

休日は園内道路封鎖

ただ、翌日の土曜日になると、ご覧の通り第三駐車場から先の道路は封鎖されていました。休日ならデルタ地帯を狙ってもいいかもしれません…

中央広場

松美荘の裏に松に囲まれた少し小さめの区画と奥に広い中央広場があります。

松に囲まれた区画・下段
松に囲まれた区画・上段

松に囲まれた区画は上限二段に分かれています。U字溝が設置されていたのでファミリーキャンプ向けかもしれません。この日は上段に2組がキャンプをされていました。

中央広場(松の区画の近く)
中央広場(奥)

奥の広い中央広場は白線で区画が区切られています。松の区画の近くは木陰がありますが、奥は木陰がないので夏はタープ必須です。

中央広場(カーブ)

中央広場で一番気に入ったのは奥の木陰のあるカーブの区画。山側を正面にすれば人目をあまり気にせずゆったりで過ごせそうな気がします。次回はここをキャンプ地にしてみたいと思います 😉

浅香山部屋の裏(仮称)

浅香山部屋大阪場所宿舎

何故かくろんど池の敷地内に浅香山部屋の大阪場所宿舎があります。この裏にもサイトがあります。

中央広場に比べると、ご覧の通り傾斜が多めで狭いです。この日は誰もいませんでした。

道路を挟んで、くろんど池を眺めることもできます。近くにトイレも炊事場もあるので便利ですが、道路から丸見えなのが気になります…

キャンプ場の設備紹介

トイレ@松美荘の裏

トイレは中央広場と浅香山部屋の裏、合計2つあります。シャワートイレはありませんが洋式の水洗です。ただ、個室の上が空いているので虫がトイレの壁で待機しています…

炊事場@浅香山部屋の隣

炊事場は浅香山部屋の隣に1つ、くろんど池のほとりにいくつかあります。

炭捨て場

炭捨て場も浅香山部屋の裏・くろんど池のほとりにいくつかあります。面積の割には数が多め。

炭捨て場はあるのですが、くろんど池のほとりに炭を捨てた後がいくつかありました。少し残念です…

ゴミ捨て場はなく全て持ち帰りです。今回も、ダイソー レジャー用防水バッグ(15L、ストラップ付) でサイバトロンに括り付けて持ち帰りました。

まとめ

後編に続きます。