【奈良県】くろんど池自然公園/2024年初夏の森バックパック徒歩キャンプ
2024年初夏、ちょうど一年ぶりに奈良県生駒市にあるくろんど池自然公園に、1泊2日のバックパック徒歩キャンプにソロで行ってきました。2回目の訪問です。
奈良交通バス 富雄庄田線の危機
今回も、近鉄けいはんな線の学研北生駒駅から奈良交通バスでアクセス。
前回は勝手がわからず、1つ手前の高山狭戸(たかやませばと)バス停で降りました。今回は、キャンプ場最寄りの獅子ヶ丘団地口バス停での降車に挑戦。
獅子ヶ丘団地口は「自由乗降指定地」と呼ばれるバス停で、降車ボタンを押せば通常のバス停と同じように降りることができ、手を挙げれば乗車も可能です。
高山狭戸バス停を過ぎて、獅子ヶ丘団地口バス停の少し手前辺りで降車ボタンをピンポン。無事に停車し、ICカードをタッチして前扉から降車。
「よかったあ〜。無事に降りられた。」
帰りも獅子ヶ丘団地口バス停で待っていると、無事に乗車することができました。ミッションクリアです 🙂
キャンプ場の警備のおっちゃんに聞いたところ、このバス路線は約2ヶ月前に廃線から救われたとのこと。
市内路線バス4路線を財政支援 運行継続が決定
市内路線バス4路線を財政支援 運行継続が決定 生駒市と奈良交通株式会社が連携強化に関する協定を締結
【出典】生駒市ホームページ
くろんど池に向かう富雄庄田線も、財政支援対象の4路線に含まれています。
「危なかった〜」
前述の連携協定で利用促進が謳われているので、奈良交通バスを利用して、くろんど池自然公園に徒歩キャンプするキャッチコピーを生成AIに考えてもらいました。
- 「自然の中でリセット!奈良交通バスでくろんど池へ、徒歩で心と体をリフレッシュ」
- 「バスでラクラク、歩いてアドベンチャー!くろんど池自然公園で最高のキャンプ体験を」
- 「奈良の自然を満喫!バスでくろんど池、歩いて感じる大自然」
「なかなか、ええやん」
利用者が増えて、富雄庄田線が存続してくれることを願っています。
テント設営
前回あたりをつけた中央広場カーブの区画にテントを設営。Google Map のピンの辺りです。
カーブの内側にある木を背にして、山側を正面にしています。
ゴールデンウイークの中日、平日に訪れましたが、予想通り人は少なく好きな場所に設営することができました。
14時頃で気温 21.3 度でしたが、日差しが強かったので、ソロドーム1にDDタープ( 3 x 3 m)を合体。翌日は連休祝日で人手が予想されたので、人目を避ける目的もあります。
テントからの眺めです。右手に大木がありますが、邪魔ではなく、むしろアクセント。初夏の新緑が感じられる、気持ちのよい別荘ができました 🙂
DD Hammocks DD Tarp 3×3 正方形 耐水性 3000mm ハンモックのフライに最適なタープ (フォレストグリーン) […
テント設営前に松美荘でキャンプの受付をしようとしたのですが、後でテントまで集金に来るとのこと。後ほど、話し好きの警備のおっちゃんが集金に来られました。お客さんが多い連休中の体制なのかもしれません。
ただ、3 x 3 m のDDタープの対角線の長さが約 4.2 mあるので、テント1張大(4〜5メートル)の料金 1,800 円になってしまいました。前回はソロドーム1(幅 2 m)だったので 1,200 円でした… まあ、仕方ありません。
くろんど池展望台
昼食後、前回行けなかった「くろんど池展望台」に行ってみました。
黒添(くろんど)西池の西側にある歩道から出発。
少し急な山道を登ります。約10分ぐらいで、くろんど池展望台に到着。最後は、鉄製の螺旋階段を上ります。小さい展望台なので、数人上ると満員です。
青い空と新緑の森を映した「くろんど池」がキレイに見えます 🙂 登った甲斐がありました。
くろんど園地(くろんどの森)
まだ時間があったので、隣にある「くろんど園地(くろんどの森)」の展望台にも行ってみました。「くろんど池」は奈良県生駒市にありますが、「くろんど園地」は大阪府交野市にある大阪府民の森の一つです。くろんど園地内の詳細は、大阪府民の森ホームページの森のマップをご覧ください。
アクセス
黒添西池を少し西に進むと、分かれ道。右手の道から、森の中の平坦な道を北に進みます。
森を抜けると、いきなり住宅街が現れます。後で調べると、獅子ヶ丘ハイマートと呼ばれる住宅地とのこと。バス停の「獅子ヶ丘団地」は、この住宅地のことだったようです。
住宅地のアスファルト道路を北西に進むと、ロータリーに突き当たります。左手に見える階段を登って、再び森に入ります。
少し歩くと、くろんど園地の入り口に到着。ここから先は大阪府です。入園して、右手(北)に進みます。
バーベキュー場
少し北に進んで、分かれ道を西に歩くと、バーベキュー広場に到着。数組がバーベキューをされていました。
立派な炊事棟もあり十分な広さ。
もちろんトイレも完備。
「う〜ん、キャンプ場にしてくれたらええのに…」
やまごえの路
バーベキュー広場から歩道を南に下ります。ただ、Google Map が案内する展望台へのルートが山の中を指していて、道を探したのですが見つからない…
結局、かなり南のやまごえの路の入り口まで来て、やっと展望台へのルートが見つかりました。Google Map に頼りすぎるのはよくないですね(汗)
木の根がむき出しになっている道を登ります。
「ん、道が狭くなってきた…」
「笹が茂って、人が歩いた形跡が見えない…」
「道、合ってる?」
しばらく歩くと笹はなくなりましたが、今度は異常な傾斜の道。だいじょぶなのか…
それでも、水道メーターボックスのような人工物が見えたので少し安心。このまま進みます。
すると、再び笹が生い茂る獣道とも思えない道?に突入。
休憩所らしき廃墟を発見。
「ほんまに、だいじょうぶか…」
すると、急に目の前がひらけて整備された歩道に出ました。みはらしの路にある「三石」の看板の後ろから出てきました。やまごえの路から外れて、まっすぐ森の中を進んでしまったようです(大汗)
みはらしの路 展望台
みはらしの路を登りきると、目的の展望台に到着。
東を見ると、左手前の森の中に、くろんど池が見えています。#わかりにくいですが…
遠くの山の向こうは京都府南部なので、笠置キャンプ場などがあります。右手の南東には生駒市街が見えます。
南には生駒山が見えます。写真の真ん中、いくつか鉄塔が並んでいる辺りです。
西には寝屋川市、左手(南西)には遠くに大阪市街が見えます。
「もののけ姫」の森
展望台からみはらしの路を南に下りきると、すいれん池。少し北に戻って東に向かえば、くろんど池に戻ります。
途中、再び森に入ると、沢づたいの道を進みます。
「森っぽくて、ええ感じ」
アスレチックのような沢の階段を上ります。
今度は、木の根が張る森の道を辿ります。まるで「もののけ姫」の森に迷い込んだようです。この沢の路、心地よくて気に入りました 🙂
くろんど園地の南東の出入り口に到着しました。この出入り口が、くろんど池に一番近いようです。
さらに東に歩くと、最初の分かれ道の左手の道に帰ってきました 😉
くろんど園地は予想以上に広く、まだ歩いていない路があります。知らない森の中を歩くのは、探検みたいで楽しい 🙂 初夏も良かったのですが、次回は秋にハイキングしてみたいです。
宴会
宴会メニューは、コーナン2層グリルパンを使って、砂ズリとマッシュルームのアヒージョ。最近、アヒージョ率が高いです 😉
夜はテント後方の街灯が少し明るかったのですが、DDタープで遮っているせいか、あまり気になりませんでした。
夕方から気温が下がり、18時頃には気温14.7度。焚き火には、いい気温。
24時頃には気温12.7度と、さらに低下。森から冷えた風が継続的に吹き、体感も寒かったです。ただ、冬装備で来たので問題なく眠れました。
新緑の朝
朝起きると、新緑が目に飛び込んできました。
「別荘みたいやなあ~」
7時頃で、気温13.6度と少し肌寒い。焚き火、開始です。
朝食は、前回と同じく、学研北生駒駅近くのオークワのパン屋 人気No.4 シュクレ・ド・フランス(税込173円)とペペロンチーノ。NINJA FIRESTAND Solo の火床の下でパンをカリカリに、上でペペロンチーノを同時調理。
さらに、徒歩キャンパーだけの特権、朝から角ハイボールを添えて頂きました 🙂
まとめ
くろんど池・くろんど園地の自然を満喫できたキャンプとなりました。次回、くろんど園地のハイキングの続きを楽しみたいと思います。
場所 | くろんど池自然公園 |
移動手段 | 電車、バス、徒歩 |
日程 | 1泊2日 |
費用 | 8,700円 |
ベースウエイト | 12.48kg |
手持ちウエイト | 3.33kg(飲料、メイン食材なし) |
気温と湿度 | 14時:気温21.3度、湿度49% 17時:気温17.7度、湿度71% 18時:気温14.7度、湿度78% 24時:気温12.7度、湿度76% 06時:気温11.8度、湿度86%(テント内) 07時:気温13.6度、湿度83% |
費用明細
食費 | 2,000円 | 昼食、夕食、朝食 |
酒代 | 1,000円 | |
環境管理協力金 | 200円 | 1名(大人・小人共) |
キャンプ1泊 | 1,800円 | テント1張大、4〜5メートル |
薪 | 800円 | 松美荘、1束(くぬぎ) |
旅費 | 2,900円 | 電車・バス、往復(大阪駅〜獅子ヶ丘団地口[自由乗降]) |
合計 | 8,700円 |